映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(監督:ポール・キング 原題:Wonka) 感想ーやっと愛せるヒュー・グラントに出会えた

映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(監督:ポール・キング) 感想ーやっと愛せるヒュー・グラントに出会えた映画

この記事ではポール・キング監督の映画「ウォンカとチョコレート工場のはじま」のネタバレ感想または考察について書きました。

映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(監督:ポール・キング) とは

公開日:2023年12月8日(日本)
監督:ポール・キング
原題:Wonka
出演:ティモシー・シャラメ、サリー・ホーキンス、ヒュー・グラント

現在全国映画館で上映中!

映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(監督:ポール・キング 原題:Wonka) 感想

映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(監督:ポール・キング) 感想ーやっと愛せるヒュー・グラントに出会えた

幼少期に原作『チョコレート工場の秘密』を見ていたり、旧映画版を見ていたこともあって、割と楽しみに映画館で鑑賞しました。

監督が、あのパディントンの監督ということで、なんとなく心温まる雰囲気になってるんだろうなと勝手な予想をしていましたが、予想通りの心が温まりそうで心底物足りない、毒気ゼロのファンタジーでした。
売れてるキラキラ風俗嬢だったら”すごい感動しました”とかTwitterに書いていそうなものです。そんな枯れ果てた自分の心を見つめる時間となりました。わたしの現実甘くないよ!!ウォンカさん、砂糖入れ忘れたのかな?

なんだかすごく辛かったんです。特に、風船を持ってガラス窓の上を浮いている盛り上がりのシーンとか、全然のりきれなくて

12月に無職の人間が見るもんんじゃねえ

と思いました。同じ境遇の方がいらっしゃったらくれぐれも注意してください。死にます。
同じチョコレートを冠した映画でも、今は「チョコレート・ファイター」あたりがお似合いでしょうか。血も出るし。

無駄にチョコレートファイターのクソコラ貼っておきますね。

チョコレート・ファイター

タイミング的に空飛ぶチョコに全くノレず、「見えるものすべてぶっ潰すぜ」みたいなくさくさしたモードで観ていましたが、結構ぐっときたシーンもありました。
ウォンカ幼少期のお母さんとのシーン。この美しく尋常じゃないオーラ、台詞はないのに溢れる愛と強さ、そう、これは

【サリー・ホーキンス】映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(監督:ポール・キング)

「シェイプ・オブ・ウォーター」で主役を演じていたサリー・ホーキンスでした。
みんなに愛される空飛ぶチョコには1mmも気持ちがついていけなかったけど、「シェイプ・オブ・ウォーターのあと海に潜った二人の間にできた子供がウォンカで、深海では戦争が起こり再度地上に逃げ延びた二人はチョコレートを作り二人だけの言葉で話していた」などという全く無意味な妄想を繰り広げたりしました。

それから、今回ウンパ・ルンパをヒュー・グラントがやっています。

【ヒュー・グラント】映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(監督:ポール・キング)

ヒュー・グラントの映画は何本か見ているのですが、そのたびに「顔だけ甘く調子のいいウザいキャラクターをいまいち愛せない、愛せないがゆえになんの感情移入もできない、、、」となっていました。そもそも好きなラブコメが「ロブスター」なのでわたしが100%悪いんですけど。
しかし、今回、はじめて、ヒュー・グラントが大好きになりました。ウンパ・ルンパぴったりじゃん!めちゃくちゃ愛せる!可愛い!こんなに愛せるヒュー・グラントに出会えるなんて。
映画の中ではほとんど毒気のあるシーンはなかったのですが、ウンパ・ルンパの出てくるシーンだけは程よく笑えて毒もあり、すごく楽しかったです。
頭身のバグったヒュー・グラントをみて「もはや一生この感じの役でいてくれたらずっと愛せるのに」と思いました。ウンパ・ルンパの日記とか、ルンパランドの恋人とか、フォー・ウンパズ・ウェディングとか、ぜひスピンオフコント化して欲しいです。

すごくどうでもいいことを書き連ねましたが、映画自体は10人中7人くらいは「面白いし感動した!」という内容かと思いますので気になる人は是非観に行ってくださいね、まだ全然間に合いますよ。

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