食人族 4Kリマスター無修正完全版 感想

食人族4K映画
食人族4K

本記事は、【2023.5.30】にシティヘブンネットの写メ日記に掲載された「食人族 4Kリマスター無修正完全版」のネタバレ感想または考察を再掲したものです。

公開日: 1983年1月22日 (日本)
監督: ルッジェロ・デオダート
撮影: Sergio D’Offizi

クソコラを作りましたのでご査収ください。

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食人族 4Kリマスター無修正完全版 ファンアート

5月23日、新宿シネマートにて滑り込み鑑賞してきました。

軽率に見始めた「マーターズ」が見られなかった苦い経験から、凌辱ゴア匂のするものに対して警戒心を抱きつつ、「イタリアだし、、、イタリアの血がいっぱい出る映画は今まで割と好きだし、、、何より超有名映画だし映画館でやっている今ならノリで観れる!!」みたいな変な期待と不安を抱えて映画館に行きました。

今思えば、非常に温まった無知でいい観客でした(うっとり)

以下は「食人族 4Kリマスター無修正完全版」のネタバレを含む文章になりますので、「まだ見てないし何も知らない!グリーンインフェルノの元の映画でしょ!なんかグロそう!串刺し!串刺し!」と思っている方は、シティヘブンをそっと閉じてTSUTAYAに行こう。

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新宿シネマートで、とても下品なコーナーが設けられてました。好き。

始まった瞬間に「あ!!昨日みたあれ(世界残酷物語)に編集側のスケッチが入ってるじゃないですか、ほんとにパイソンみたいになってきた」とワクワクしてたんですけど、聞いてた「POVの元祖」とはちょっと違うというか、これ普通の映画だよね?あれ?と戸惑って見ていました。

普段は「たぬきかわいい」とか「恐竜かわいい🦕」とか清楚で優しい風俗嬢アピールに余念がありませんが、しょせんそれらはアピールにすぎず、不安がりながらも心のどこかで「この串刺しのシーンがどこかで来るんでしょ」という期待をして見ていました。

まず、40年たっても奇跡的にネタバレに触れてこなかったために、この最高に愚かな状態で見に行けて本当に幸せでした。みんなありがとう!世界ありがとう!

見る気もない人のためにざっくり筋を説明すると
●アメリカドキュメンタリー番組の人気若手クリエーター、アラン達が食人族に接触しに行くよ!冒険行ってくるね(^▽^)/
●若手たち、帰ってこない!
●民俗学者モンロー及びクルーが探しに行く
●複数の民族に出会う、アランらの遺骨が彼らの所持品とともにある
●民族たち、みんな怒ったりおびえたりしてる
●モンロー、死んだアランたちが残したビデオ缶を民族からもらう
●アメリカのTV番組が放映しようとする
●確認のため再生すると、アラン達が民族に対して行っている非道の数々が映っていた

フィルムを見た後の映写室内の地獄の空気と、最後の台詞「フィルムはすべて焼け」は素敵すぎて笑いが止まりませんでした。

あらすじからも、わかると思うのですが、この映画はかなり意地悪です。「怖い民族に食われちゃうグロい映画が見れるんでしょ!ワクワク!」と映画館に行った人たちに対して「お前らが期待してるのはこういうことだろ?ほら、ほら、お前の心を覗いてごらん」と鏡を見せられ、観客が涎を垂らした顔を見せつけるような展開ですよね。はぁ、うっとり。ほんとうにいやなきもち。最高です。最高ですね。

わたしは普段から「燃えて終わる映画は最高だ!みんな焼けろ」とか、「ナチゾンビを爆破する映画は最高だ!チェーンソーもってこい!」などと書き散らしていることもあり民族を家ごと焼こうとするシーンなんかは「本当に申し訳ございませんでした」という気持ちになりました。

それとともに、この、”攪乱”のお茶目さにキュンとしました。

わたしは、かねてより風俗広告媒体であるシティヘブンネットに、映画のクソコラをあげ続けています。こんなことを言ったら映画ファンたちに袋叩きにされそうですが、ルッジェロ・デオダート監督の茶目っ気は、わたしのクソコラのモチベーションとかなり近い気がしました。

だってね、お客さんが「エッチな気持ちだ!エッチな写真を見せろ!」とヘブンネットを開くと

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