事故物件 ー恐い間取りー 感想

事故物件 ー恐い間取りー 感想映画

本記事は、【2023.3.21】にシティヘブンネットの写メ日記に掲載された「事故物件 ー恐い間取りー」のネタバレ感想または考察を再掲したものです。

公開日:2020年8月20日(日本)
監督:中田秀夫
原作:松原タニシ『事故物件怪談 恐い間取り』

画像
事故物件ー恐い間取りー

こちら。

爆笑しました。以下本編に抵触するため未見で観る予定のある方はご遠慮ください。

🏠・・・🏠・・・🏠・・・🏠

この映画のミソは、主人公が死なないということがわかっているということなんですよね。なので前半は「いやでも実話っていってるし、残穢みたいな謎解きテイストで人死なない静かな映画にしかできないよな」と思いながら見ていました。

前半はね。

後半突然のアクション除霊バトルに展開して、めちゃくちゃ良かったです。やれることはなんでもやってるのすごいし、実話映画と宣伝しておきながらこれはズルかったなと思いました。笑いが止まらなかった。来る、や、サダカヤ的な祝祭感に溢れたクライマックスは何度でも見られる名作です。前半が絶妙に夕ルいのも良かったな。。。歌舞伎を見てる気持ちになりました。

ときに、サブタイトルの「怖い間取り」なのですが、お兄様方は思い当たる間取りがありますでしょうか。わたしは不動産業をかじった経験があるため、いくつか思い当たる間取り&入った経験があります。今回の映画では「間取り」というよりは「物件」がテーマになるため、あまり触れられませんでしたね。
わたしが入ったことのある売りマンションでは、リビングを妙な位置で仕切って部屋をひとつ増やしていて、なんだかおかしいな?と思っていたら、あろうことかその仕切られた側の位置で人が亡くなっていました。マンションもホテルも、新築でもない限り人が死んだことがないよ!という死亡処女のほうが珍しいかと思います。女性も建物も、様々な経験を得て成熟していきますので、人の生き死にごと愛していただけたらと思います。


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